映画と建築とバイクが好きな、1964年生まれの旅人です。

訪れた外国は27カ国（2019年現在）。長期滞在はワーキングホリデービザで訪れたオーストラリアとニュージーランド、東南アジア4カ国で17ヶ月間（オーストラリア大陸バイク一周の旅とニュージーランド完全ヒッチハイクの旅）と、ネパールを含むインド亜大陸バイク一周の旅が9ヶ月間、そしてペルー・ボリビア・チリの旅が１ヶ月半。ショートステイを含めると、一般的には働き盛りの30歳前後の7年間で３分の１にあたる約850日間海外にいて、日本で会社勤めをしていなかったので「社会不適合者」風かもしれませんが、自意識としては日本規格ではなく世界基準のコスモポリタンだと思っています。

中学・高校はサッカーに明け暮れた私が、大学に入ってからはバイクとバイトで活動範囲を広げながら映画と書物で内なる世界を深めつつ、映像の仕事に就きました。映画を作る夢を抱えたまま閉塞状態にあったので、自らの殻を打ち破るために海外に出たのが26歳の夏です。その後は仕事も遊びも学びも様々に試行錯誤して、風呂敷を広げたまま50歳を越えました。そろそろ収穫の時かもしれません。自称「知と遊戯の美学的放浪者」は現在、建築と向き合っています。

最近、スペインにあるカトリックの聖地「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」へ向かう巡礼路（通称『カミーノ』）を１ヶ月間で約1000km歩いてきました。その際、フランス（ルルド）やスペイン南部・ポルトガル・モロッコ・ギリシア（アテネ）と回ってきたので、２ヶ月間の長旅になりました。建築と風土を通して、人々の生活・宗教・歴史を垣間見る旅です。特にスペインは食べ物が美味しいのでお薦めです。

コーヒーは世界中で愛されています。種類も味も飲み方も千差万別ですが、そのどれにも人生の苦味と甘味が凝縮していると思っています。あなたならではの至福の一杯を味わってください。